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日本埼玉県・さいたま市からバイエルンの投資

バイエルン州とさいたま市の交流

経済圏埼玉には1.300.000人もの住民が住んでいる日本で最も新しい百万人都市、さいたま市があり、新幹線を使えば東京から22分ほどの速さで辿り着ける。
JETROの“地域間交流支援プログラム”の一部として、バイエルン州とさいたま市は2012年から2015年の間にメカトロニクスと医療技術の分野で初の交流を実現した。
バイエルン州からはメカトロニクス・オートメーションクラスター、MedTechPharmaとニュルンベルク商工会議所が参加した。この交流の内容は、双方の経済使節団の訪問やマッチメイキング、専門的な見本市への参加であった。この成功例のおかげで、2015年以降もさいたまと二つのクラスターはパートナーシップを続けている。昨年から引き続き、メカトロニクス・オートメーションクラスターは今年も日本の中小企業のトップのエンジニアをサマースクールの一環としてニュルンベルグに招待した。来年始もまたクラスターの代表がさいたまを訪問する予定である。

このようにバイエルン州と埼玉県・さいたま市の交流は決して一方通行ではなく、双方の積極的な参加で可能になった活発な交流である。

 

埼玉企業のバイエルン進出

埼玉の企業のバイエルン進出も既にいくつか実現している。最近の記録を眺めてみると、何社か日本の自動車業界の有名企業が目に留まる。
例えば2015年には株式会社ショーワがバイエルン州(ミュンヘン)に支店を新設した。

1938年に設立されたショーワは、本社が埼玉にあり、四輪者/二輪車用のショックアブゾーバを始めとした高品質の自動車部品を製造、販売している。この企業の得意先は完成メーカーのホンダ、トヨタ、日産の他に、BMW、ドゥカティ、ハーレーダビッドソン等である。欧州ビジネスの拡大を目的として、得意先に近い場所での迅速かつタイムリーな営業活動の展開と市場情報収集を行うため、バイエルン州(ミュンヘン)に新設しました。

或いは、自動車部品を製造している株式会社ジーテクトもバイエルン州に拠点を設けた。ジーテクトは菊池プレス工業株式会社と高尾金属工業株式会社が2011年に合併、誕生した会社で、プレス板金部品を中心とした車体部品、トランスミッション部品の製造をしている。

この企業は英国にも生産工場を持っており、主要日系完成車メーカーに加えBMW、Jaguar Land Rover等 ともビジネス関係にある。バイエルン内でも積極的に自動車クラスターに参加している。バイエルンを新拠点とする決め手となったのはやはり顧客との物理的な近距離である。現在様々な分野でデジタル化が進んでいるが、顧客と自ら長期的な良好関係を続けられる事はとても大切であると考えられている。今年の9月にミュンヘンで盛大な開所式が行われた。


 今年もいくつかの企業が進出してきている。

一番最近の例で、さいたま市に本社を置くポリマテック・ジャパン株式会社がデュッセルドルフとミュンヘンで悩んだ結果、ミュンヘンに拠点を置く判断をした。
この企業は1947年に設立され、アメリカ、中国、東南アジア諸国連合など世界中の自動車及びエレクトロニクス市場へ放熱シリコンシートやグリス、防水複合成形用型構造やインプットデバイスソリューションを販売している。

ポリマテックは顧客満足度を高く保つ事が一番重要であると考えている。それをヨーロッパ市場でも可能にする為に選んだ拠点が、インフラが整っており自動車産業が集まり、顧客に近い場所のミュンヘンである。

更にもう一社、光テクノロジーの総合メーカー株式会社モリテックスが埼玉県からバイエルン州への進出を実行した。1973年に創業された株式会社モリテックスの事業内容は、マシンビジョンシステム、画像機器、光通信関連機器、機能性商品らの関連製・商品の製造販売ならびに輸出入であり、ミュンヘンから30km離れたSeefeldという立地に駐在員事務所を設け、顧客のニーズにあったサービスを提供している。

このように、経済圏埼玉は大きなビジネスポテンシャルがあり、様々なHidden Championsがいることがわかる。正にこのようなポテンシャルのおかげでバイエルンと埼玉の間でシナジー効果が生まれるのである。

埼玉は盆栽文化が生まれた場所でもあるのだ。2017年の4月27日から30日の間、さいたま市で第八回世界盆栽大会が行われる。更に2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックではバスケットボールやサッカーなどの球技の試合がさいたま市で行われる。